『マネログ』 ポジティブな書評

本が読みたくなるブログを目指して

「現実」がこれほどエンターテイメントだったとは『革命のファンファーレ』

 

こんにちは、まねです。

今日はキングコング西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』を紹介します。

ビジネス本の類を紹介するのは初めてですね。

 

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『魔法のコンパス』も面白かったのですが、今作はより要点を具体的に

掘り下げていったという印象です。

随所に前例とデータを織り交ぜて、より実践的に使える内容になっています。

 

独特な雰囲気を主に紹介していきます。

 

文章の持つ牽引力が凄まじい

この作品は啓発本というくくりに該当するのでしょうが、

僕の過去に読んできた啓発本とは明らかに別種でした。

もちろん西野亮廣さんのタレント性も理由の一つでしょうが、

それ以上に、堅苦しくない読ませる文章力がすごい。

 

恐ろしいほどグイグイ読ませる文章。

こちらが「目を動かして読みにいく」というよりは

「文字に黒目を引っ張られる」というような感じ。

ただただ、ワクワクして読める。

文章の美しさとか、口調の統一だとか、小説ほどには重きを置いて

いないだろうから、文字の本来持つ勢いに飲み込まれるような感覚を

味わえる。

他にも、文字の配置からページの使い方から、本の中身をデザインした

啓発本はありそうでなかった。

 

現実が魅力的に見えてくる

現実が華やかに見えない、感じないのは

現実に対する不安や不満が一役買っているからではないか。

 

この本にはそれらの不安と向き合うための策が書かれている。

現代のお金の話はもちろんのこと、社会に対する個人の立ち位置と、

時代に適応した考え方も記してある。

読む前にあった不安も、読後にはチャンスに感じられ、

現実にもエンタメフィクションのようなドキドキを感じれるはず。

 

行動したくなる一冊です。

手に取るきっかけになれば幸いです。

 

ではでは〜